ひらひらひゅ～ん １巻

 

「ひらひらひゅ～ん　１巻」　西炯子

あらすじ
健一が少女の髪に挿したかったその美しい花は、何故か少女の双子の兄にお似合いだった－－－。
宝代は少女のことをもっともっと知りたくて、彼女自身の日記を自分で毎日書いていた（変態）。
ひねくれ者の智和は仲良くしたい部長の”ホモ疑惑”を一生懸命でっちあげる－－－。
好きすぎて空回り、恥ずかしすぎて自爆。
不器用な弓道部ライフが今、開幕－－－－！！

とりあえず、西炯子さんの作品好きです。４コマはノリがよく分からないのですが「三番町萩原屋の美人」とかすっごいはまってました。あんまＢＬって感じじゃないけど、ＢＬってことで！！

「第一話」
弓道部副部長の健一は、新入部員の女の子を好きになるのだけれど、実はその子にはそっくりな双子の兄が。健一は２人と関わっているうちに段々どちらに告白すればよいか分からなくなってくる・・・。
健一よ、要はそれって顔ってことか。
でも、妹の時は結構クールなのに兄の時はめっちゃ動揺してるし兄相手に
（ち○こたっちゃった・・・・）
っておい。しかも、兄が女子と話しているとむかっとしたり。
明らかに、妹より兄に惹かれてるだろ！！！
最後（俺はどっちに告白すればいいのだ・・・・？）
兄だよ兄。

 「第二話」
男女もの。
弓道部の宝代は後輩の女の子が好きで、彼女のことが知りたくて彼女になりきって彼女の日記を自分で書いているという変態チックな話。
最後はハッピーエンドです。

「第三話」
健一の幼馴染み智和のお話。
智和は弓道部部長の徳重と仲良くしたいけれど、素直な性格ではないのでなかなかできない。
でも、そんななか徳重は後輩の可愛い男子大園とやけに仲がいい。しかも、「あいつ（大園）が女になるか俺が女になるかしてＨできたらいいだろうなあ」と。
それを聴いてショックな智和は２人の仲をぶちこわしてやろうと２人の”ホモ疑惑”をでっちあげる。
智和おかっぱ。（ドンマイ）
徳重と大園は本気でホモなわけではありません。でも、智和に部室に二人っきりで閉じこめられた際、徳重が大園を襲う演技をしたんですな。（智和を驚かせて鍵を開けさせるために）
その後徳重が「つき合う？」と冗談で言っているのにちょっと反応しました。
でも、今回はそういうのより智和と健一の親友としての友情関係がよかった。
ホモ抜きの友情関係に感動したのは久しぶり？
智和は、徳重と仲良くしたくても、相手も自分と仲良くしたいとは限らないから怖くて素直になれなかった。それを聴いて健一は「俺がいるじゃんか」と。
いいなぁ、こういう関係。恋愛無しに。

「第四話」
また男女もの。
弓道部のマドンナ的存在の女子と、地味（？）だけど物事をはっきり言う弓道オタクな男子の話。
マドンナ→弓道オタク。な。
最後のマドンナの台詞が好きですな。

「第五話」
色々な部活を渉り悪く、所謂道場破り的な存在の八木。
その八木が今度は弓道部にやってきて他の部員とちょっとトラブルになりつつも、最後は人間を更正する話。（ぇ）
何でもできるため天狗になっていた八木が弓道部で初めて挫折して、弓道が上手くいかないのは相性が悪いからと言う。
そんな自分勝手なことを言う八木に徳重が「思い上がるな」というシーンが部長かっこよかったよ。
でも、キャラでは健一が一番好きだけどな。

次が気になるっす。