≪04月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 06月≫
「はつこいの死霊」 草間さかえ
あらすじ
母親の浮気に嫌気がさしていた智はアパートの隣人である裕一と仲良くなる。誰かを好きになることはない、無意味だ、という智に「それでもきっと誰かを好きになるよ」と慰められた夏休みのある出来事。それが10年後に初恋の死霊となって息をふきかえすとは思ってもいなかった・・・。
全ての不幸の元は初恋の祟りである。
草間さかえさんの(私が買った)初の単行本です。
はまりました!
草間さんはストーリーが凄く上手で、話の作りが凄くいいんです!
「全ての不幸の元は初恋の祟りである」というように、智の初恋は中学生の時アパートの隣に住んでいた大学生の裕一。
その二人が10年後に再会することにより、話が始まるのですが、一話の智が裕一と再会したところの「どうしていまさら 死霊が息をふき返す」っていう所が大好きです!
こういう感じのお話好きなんですよ。
格好いい年下に翻弄される大人な受け・・・・凄いツボですわ~。年下攻め大好きです。
そして、人物の表情がまたいいです。
智はあまり表情が変わりませんが、裕一はもう表情の変化が激しくて、そのたびの細かい表情の表現が凄く上手いんですね!
ちょっとした表情や動作の変化がまたいいんです。
そして、最後はやっぱりハッピーエンドで!
描き下ろしおまけは、裕一が手についたフライドチキンの油を舐めるのをジーと見ていた智の視線がエロいです。
草間さんの作品は、マガビー1月号の「夢見る星座」も好きです!リーマンものです
久世(受)の、柳沼(攻)に対する気持ちがなんとも言えず可愛い~。
柳沼は、久世の背中(というか首?)にあるホクロが気になってついつい触ってしまうんです。(ホクロってエロいな~)
柳沼は久世の気持ちに気付いていません。
そんな態度に、柳沼が好きな久世は「試されるのは好きじゃない」と言って怒ります。
でも、最後ははやりハッピーエンドですね~。
しかし、柳沼は最後まで久世の背中のホクロにこだわっていて・・・
「誰か見たのかお前の背中」
とか
「キスもしないのに背中撫で回したら変態だろ」
とか・・。久世の背中のホクロ大好きなんですねー。
続きがとっても読みたい作品です。
でも、若干抜け切れてないと言われる・・・。